クリップボード用のユーティリティ、Glipper をインストールすることで、Dosemu→Gnome のデータ転送も、ワンアクションで可能になりました。
前回のシェルスクリプトにあった [kill -17 xxxx](終了)という置換ではVZに制御が戻ってこないため、[kill -9 xxxx](強制終了)となるように変更しています。
わしの場合、Windows のクリップボードでは履歴を使っていないので、Glipper の設定は現在、こんな感じです。
Glipperの設定

Win9x の dos 窓で とらじ さんの ClpPst.def を使ったときのコピー&ペーストと同様の操作感になりました。
うん、快適、快適。
さて dosemu で unix コマンドを使ってクリップボードへ転送する方法について、こちらでとった方法を書いておこうと思います。
いろいろと試した結果、私の所では xselでは無く、 xclip http://xclip.sf.net/ というコマンドを使うようにしました:
#G#E"unix $"echo -n '"&?("%s",ps)"'|nkf -wx|xclip -verbose -i -l 1$""#m#[
と-l オプションで何回貼り付けたらxclipを終了させるオプションを指定することが出来ます。killなんて物騒なコマンド(^^;を使わなくって済みます。
さらに xsel よりも xclip の方が アーカイブ、実行ファイルのサイズも小さくてキュート(意味不明)です。
xclip は日本語が扱えないっちゅうことだったんで試してなかったんですが、Debian lenny リポジトリの version 0.08 を入れてみました。
うーん、ascii 文字は渡せるけど 2 バイト文字はうまくいかないですね。バージョンが古いからなのかも。
おうら さんのところではどうですか?
さて私の書いた vzマクロで、全角文字も半角カタカナでもちゃんと動きました。
こちらでインストールしている xclip のバージョンは xclip-0.12 でした。gentoo では x86 stable のものです。このバージョンは utf8 を扱えます。xclip -help で出て来る説明の中には
-noutf8 don't treat text as utf-8, use old unicode
というオプションも出てくるくらいです。
もしかしたら debian の場合ですと:
a) 新しい xclip をソースからインストールしてみるか
b) 思い切って .deb パッケージを作っちゃう
といったことが必要になるかも知れませんです。。。
lenny-backports には xclip は無かったので、
c) squeeze がリリースされるまで待つ
というセンでいきたいと思います(笑)