Shift_JIS のテキストファイル(文字セットは JIS X 0213:2000)はこちらです。
※以下、ISO-2022-JP で規定された文字以外は文字参照を使っています。
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アスキー「辞典盤」岩波国語辞典の外字をJIS 第3第4水準文字で置き換えて.txt ファイルに落とす
アスキーの「辞典盤」(いちばん最初のやつ)所収の「岩波国語辞典 第5版」をテキストファイルに落とし、 外字で表現されている部分を JIS 第3第4水準の文字を使って置き換える、という作業をしてみました。
テキスト化には「DDwin32 Ver1.56 96.7.14」を用いました。
検索語に「あ,い,う,ヴ,え,お」「か,が,き,ぎ,く,ぐ,け,げ,こ,ご」などと指定して実行、「全部」を選択し、メニューの「編集」から「エディターの起動」を選ぶと検索結果がテキストファイルに落とせます(詳細は DDwin の hlp を参照のこと)。
外字で表現されていた文字が [zA65E] という 16 進表記に置き換えられるので、書籍版の「岩波国語辞典 第5版」で該当文字を確認し、それが JIS 第3第4水準にあれば差し替えるという手順を取りました(DDwin では外字を使って表示されるが、文字がつぶれていて細部までは確認しにくい)。
ファイルサイズは以下のようになりました。
「辞典盤」のデータ
HONMON 23,660,544 96-07-08 9:18
テキストに落としたもの
IWA_KOKU.DIC 6,775,268 01-05-05 19:17
以下、その結果を列挙します。
今のところ、欧文文字の外字部分は置換していません。
なお、文字の選択や置換作業などの間に間違いをおかした可能性もあります。この結果を利用したために起こったいかなる事態に対しても、わたしは責任をとれませんので悪しからず。
校正者も募集いたします(笑)
(まだ見つかっていない文字もあると思いますし、不適当な文字を当てている可能性もあると思います。)
手持ちの電子ブック(補訂)版の広辞苑(第4版)も同様にしてテキストに落とせることを確認していますが、こちらは書籍版を所持しておらず、外字の確認は大変な作業になると予想されます(きっと量も多いだろうしね)。
■■記号■■
「〳 〵 〻 ♨ ♣ ♠ ♦ ♮ ♥ ♪ ♩ Ⅰ Ⅱ Ⅴ Ⅹ」
●「〳」「〵」
おどりじ(をどり‥)【踊り字】
同じ字を重ねるとき、下の字を略したことを示す符号。畳字(じようじ)。おくり字。くりかえし符号。「々・ゝ・〳〵」など。
(あじゃ註) 語義の末尾、『」など。 』の部分↑が出力されなかったので、書き足した。
●「〻」
いよいよ【̽愈・̽愈〻】
〔副〕(1) 前よりもなお一層。ますます。「風が―はげしくなる」(2) とうとう。ついに。「―本降りだ」。きわまったぎりぎりの状態。「―という時になって」(3) 確かに。まさしく。「―それに違いない」
おのおの【各・各〻】
〔名・副〕多くの人(や物)のそれぞれ。「―意見を述べる」
しばしば【̽屡・̽屡〻】
〔副〕幾度も幾度も繰り返し。たびたび。「いたずらをして―しかられた」「裏をかかれたことも―である」
たた【多多】
〔副〕数が多いさま。「―ある」 −ますますべんず【―ː益〻弁ず】〔連語〕多ければ多いほど好都合だ。▷もと、することが多ければ多いほど立派にやりとげる意で、才能ある者のはたらきを言った言葉。
ひっけん【筆̽硯】
筆とすずり。 転じて、文筆家の仕事・生活。 「―を新たにする」「―益〻(ますます)御多祥」
ますます【ː益・ː益〻】
〔副〕程度がさらに高まって著しく。なお一層。「うわさを聞いて―人が集まって来る」▷「増す増す」の意。
●「♨」
おんせん【温泉】
地中からわき出す温水。鉱水および水蒸気などで、セ氏二五度以上の温度、または一定の物質を有するもの。また、それを利用した浴場のある一帯。いでゆ。 −マーク 〔俗〕つれこみ宿。 ▷看板に温泉の記号♨を使ったことから。
●「♣」「♠」「♦」「♥」
クラブ
(1) 同じ目的の人人が作った団体。また、その集まり場所。「ペン―」「アスレチック―」▷「倶楽部」と当て字した。(2) 娯楽・社交のための会員制の店。「ナイト―」(3) トランプの札の印の一つ。黒の♣の形。みつば。(4)ゴルフのボールを打つ棒。▷club
スペード
トランプの札の印。黒の♠の形。▷spade
ダイヤ
(1) 「ダイヤモンド」の略。(2) トランプ札で、ひし形の模様のあるもの。赤の♦の形。▷「ダイヤモンド」の略。(3) 「ダイヤグラム」の略。「大雪で―が乱れる」
ハート
(1) 心。心臓。「彼女の―を射止める」(2) トランプの札の印の一つで、心臓形をしたもの。赤の♥の形。「―形(がた)」▷heart
●「♮」「♪」「♩」
ナチュラル
(1) 〔名 ノナ〕自然であるさま。また、天然の。 「―な素材」[派生] -さ
(2) 〔名〕音楽で、シャープやフラットを取り消して、もとの高さに戻す記号。本位記号。♮と書く。▷natural
おたまじゃくし【お玉̽杓子】
(1) 形がまるくて柄(え)のついたしゃくし。御多賀杓子。(2) カエルの幼生。頭部がまるく、足がなくて尾だけで泳ぐ。(3) 楽譜の音符♪♩などの俗称。「―が読めない」
(あじゃ註) 実際は「♪♩」でなく、「♩」と「二分音符」なんだけど、 まぁ問題ないでしょう。
●「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅴ」「Ⅹ」
ローマすうじ【ローマ数字】
数字の一種。Ⅰ・Ⅱ・Ⅴ・Ⅹ・L(=五十)・C(=百)・M(=千)等。▷「ローマ」は「羅馬」とも書く。イタリアRoma
※以下は見つからなかったもの。
●[zA54E][zA54F]→文字というよりイラストですね、これは。
かきのし【書(き)〈熨斗〉】
贈物の包み紙・引き幕などにのしをつける代わりに、略式に「[zA54E][zA54F]」と書いたもの。
●[zA568]→「◯」+「公」
こうてい【公定】
おおやけにきめること。特に、政府がきめること。 −かかく【―価格】経済統制の必要上、政府が決定する価格。第二次大戦前後に多く見られ、値札に[zA568]と書き、「まるこう」と呼んだ。
まるこう
公定価格を表す[zA568]のしるし。転じて、公定価格。▷「丸公」の意。 →こうていかかく
●[zA577]→いわゆる JIS マークですね
ジス【JIS】
鉱工業製品の生産・流通・消費の便を図るため、統一して制定した製品規格。▷Japanese Industrial Standard(=日本工業規格)の頭字をとったもの。→ジャス。 −かんじ【―漢字】JISの情報交換用漢字符号で定められた漢字の俗称。 −マーク JISに従って生産された鉱工業品に標示する[zA577]の記号。
●[zA658][zA659]→これも文字というよりは・・・
へんたい【変体】
普通と体裁が違うこと。その違った体裁。 −がな【―仮名】普通の平仮名の形と違った字体のもの。たとえば、「い」を「[zA658]」、「は」を「[zA659]」と書くたぐい。
●[zA65F]→イスラエルの国旗にある頂点が6つの星マークです。
ほし【星】
(1) 晴れた夜空に点点と光って見える天体。 「―をいただく」(朝早くまだ暗いうち。 また星の出る夜まで)「―移り(=年月が流れ)物変わる」▷広くは天体一般、普通は太陽・地球・月以外の天体。天文学では、太陽以外の恒星をさすことが多い。(2) 星〈1〉 に似たしるし。(ア) 星の輝きにかたどった図形。 ☆や[zA65F]。 (イ) 小さな丸いしるし。 また、斑点(はんてん)。「的の―を射抜く」「目に―ができる」(ウ) 相撲(すもう)の勝敗をしるす丸。勝ちが〇(白星)、負けが●(黒星)。 「―取り表」。 転じて、勝負の成績。「―が悪い」(3) 目当て。「―をつける」。犯罪容疑者または犯人。「―をあげる」(検挙する)。ものの核心。「―をさされる」▷〈2〉 〈イ〉 の的の星からの転。(4) 九星のめぐりあわせ。運勢。▷運命の比ゆにも使う。「どんな―のもとに生まれたのか」
(あじゃ註)「〇 (白星)」は「○(白星)」のほうがいいですよね。
●[zA662]→2バイト文字でよければ「ʃ」でいける。
まさつ【摩擦】
〔名・ス自他〕(1) すれあうこと。 こすりあわせること。 「―で火花がでる」。運動する物体が他の物体にふれることによって受ける抵抗。「―によって速度がにぶる」「―熱」(2) 人人の間に起こる不一致・不和・紛争など。「―を生ずる」 −おん【―音】口腔(こうこう)内の器官の隙間(すきま)をこすって作られる音。[s]や[[zA662]]の類。
●[zA663]→「◯」+「秘」
まるひ
秘密にすべき事項であること。▷「丸秘」の意。 秘密文書に[zA663]の印が押されるところから。
■■部首■■
「阝 艹 氵 犭 衤 㣺 礻 辶 辶 扌 亻 疒 忄 刂 」
●「阝」
おおざと(おほ‥)
漢字の旁(つくり)の一つ。「部」「都」などの「阝」の称。▷→こざとへん
こざとへん
漢字の偏の一つ。「限」「陽」などの「阝」の称。▷「郡」のように漢字の右側にあるのは「おおざと」。
●「艹」
かんむり【冠】
(1) 頭にかぶるものの総称。こうぶり。かむり。かぶり。特に、衣冠束帯の時に使った、 かぶりもの。 「李下(りか)に―を正さず」 ( →りか(李下))「―を曲げる」( →おかんむり)(2) 漢字の部首で、 上部にかぶせるもの。うかんむり(=宀)・草かんむり(=艹)の類。
くさかんむり【草冠】
漢字の冠の一つ。「草」「落」などの「艹」の称。▷「そうこう」とも言う。
●「氵」
けいせい【形声】
漢字の六書(りくしよ)の一つ。意味を表す部分と音を表す部分とを組み合わせて、文字を作る方法。 諧声(かいせい)。 例、「江」=「氵」(水の意)+「工」(音を示す)
さんずい
漢字の偏の一つ。「池」「決」などの「氵」の称。▷「水」の字が偏になった時の形。
すいちょう【水鳥】
(1) みずとり。水禽(すいきん)。(2) 酒の異名。▷酒の字が「氵(さんずい)」と「酉(とり)」とで成るから。
にすい
漢字の偏の一つ。「冷」「凍」などの「冫」の称。▷「氵」を「さんずい」と言うのに対する通称。
●「犭」
けものへん
漢字の偏の一つ。「犯」「狩」などの「犭」の称。
●「衤」
ころもへん【衣偏】
漢字の偏の一つ。「裸」「補」などの「衤」の称。
●「㣺」
したごころ【下心】
(1) 表に現さず、ひそかに心の中で考えている事。本心。特に、悪だくみ。
(2) かねてからのたくらみ。(3) 漢字の脚の一つ。「志」「忘」「恭」などの「心」「㣺」の称。
●「礻」
しめすへん
漢字の偏の一つ。「祈」「祠(し)」などの「示」の称。▷新字体では「礻」とされる。
●「辶」「辶」
しんにゅう
漢字の繞(によう)の一つ。「速」「遠」「逍(しよう)」などの「辶」「辶」の称。「―をかける」(事を一層大げさにする。わをかける)▷「しんにょう」とも言う。
にょう【̽繞】
漢字構成上の名称。漢字の左から下につく字形部分。しんにゅう(=辶辶)・えんにょう(=廴)の類。
●「扌」
てへん【手偏】
漢字の偏の一つ。「折」「拾」などの「扌」の称。
●「亻」
にんべん【人偏】
漢字の偏の一つ。「任」「体」などの「亻」の称。▷人に関する意味のことが多い。
●「疒」
やまいだれ(やまひ‥)【病垂】
漢字の垂(たれ)の一つ。「病」「痛」などの「疒」の称。▷「病」という字の垂の意。
●「忄」
りっしんべん
漢字の偏の一つ。「性」「慣」などの「忄」の称。▷「心」の字を立てて偏にしたもの、の意。
●「刂」
りっとう
漢字の旁(つくり)の一つ。「刊」「利」などの「刂」の称。▷「刀」の字を立てた形の意。
※以下は見つからなかったもの。
●[zA539]→「牛」を使えってことでしょうか。
うしへん【牛偏】
漢字の偏の一つ。「牧」「特」などの「[zA539]」の称。
●[zA630]→「王」を使えってことでしょうか。
たまへん【玉偏】
漢字の偏の一つ。「球」「理」などの「[zA630]」の称。
●[zA633][zA634]→うーん、ありそうなんだけど、探す根性がない(^^;
つくり【̽旁】
漢字構成上の名称。 漢字の右側の部分。「漢」「構」の「[zA633]」「[zA634]」など。⇔偏(へん)
■■漢字1■■
「腭 偓 獦 貛 蟎 魦 螈 梲 鱓 茛 醞 鱝 鱏 魞 猨 壔 尫 噯 鰧」
●「腭」
あぎと【̽腭】
魚のえら。▷もとは広く、あご。
●「偓」
あくせく【̽齷̽齪・̽偓ː促】
〔ト ス自〕こせこせすること。 「―(と)働く」▷気が小さくて細かい事にこだわる場合にも、 仕事に熱心でせかせかと落着きのない場合にも使う。[派生] -さ
●「獦」
あとり【〈獦子鳥〉〈花鶏〉】
あとり科の渡り鳥。スズメよりやや大形。背面は黒、腹面は白、その境界に黄褐色の羽毛をもつ。秋にシベリア地方から日本に渡来する。
●「貛」
あなぐま【穴̽熊・̽貛】
タヌキに似た、いたち科の哺乳(ほにゆう)動物。山間の穴に住み、夜出歩く。毛皮は防寒用、毛は毛筆・刷毛(はけ)の原料とした。ムジナ。マミ。
●「蟎」
いえだに(いへ‥)【家〈壁蝨〉・家̽蟎】
体長一ミリにも満たない小さいだに。ねずみ、時には人の血を吸い、伝染病の媒介もする。
●「魦」
いさざ【̽魦】
淡水産のウキゴリの幼魚。あめ煮にする。
●「螈」
いもり(ゐもり)【井守・〈蠑螈〉】
池・沼・川・井戸などに住む、両生類。形はトカゲに似て、黒褐色、腹部は赤い。その黒焼きは古来ほれぐすりといわれる。あかはら。
●「梲」
うだつ【̽梲】
『―が上がらない』(上から押さえられていて)よい身分になれない。▷「うだつ」は、木造建築で、梁(はり)の上に立て棟木(むなぎ)を支える短い柱。これが立たなければ屋根がつけられない。なお、「うだち」とも言う。
●「鱓」
うつぼ【̽鱓】
ウナギに似てもっと平たく、口のとがった、うつぼ科の海魚。長さ六〇センチに達する。歯が鋭くて、かみつく。黄と茶色のだんだら模様があり、皮が丈夫なのでなめし皮にする。
●「茛」
うまのあしがた【〈毛茛〉】
→きんぽうげ
きんぽうげ【金̽鳳ː花・〈毛茛〉】
きんぽうげ科の有毒の多年生植物。高さ五〇センチ内外で茎や葉に毛が多い。四〜六月、枝の先に黄色の五弁花を開く。うまのあしがた。
●「醞」
うんじょう【̽醞醸】
〔名・ス他〕酒をかもし造ること。また、酒をかもすように、いろいろ手をつくすこと。
じょう〖醸〗〔釀〕
ジョウ(ヂヤウ)/かもす
(1) 発酵作用を応用して酒をつくる。時をかけて自然に作りあげる。かもす。「醸造・醸成・醸母・吟醸・醞醸(うんじよう)」(2) かもされたもの。酒。「新醸」
●「鱝」「鱏」
えい(えひ)【̽鱝・̽鱏】
海産の軟骨魚。ひし形に近くて平たい。たいていの種類は胎生。肉は食用。肝臓から肝油をとる種類もある。
●「魞」
えり【̽魞】
細長い袋状に竹簀(たけす)を立てて魚をとる装置。川や湖沼の魚の通路にしかける。
●「猨」
えん〖猿〗
エン(ヱン)/さる/ましら
さる。「犬猿の仲」「猿人・猿猴(えんこう)・猿臂(えんぴ)・野猿・類人猿・意馬心猿」▷「猨」は同字。
●「壔」
えんちゅう【円柱】
(1) 切り口がまるい柱。「寺院の―」(2) 〔数学〕長方形の一つの辺を軸としてその長方形を一回転させてできる立体。円壔(えんとう)。円筒。
えんとう【円̽壔】
→えんちゅう〈2〉
かくちゅう【角柱】
(1) 切り口が四角い柱。(2) 〔数学〕同一直線に平行な三つ以上の平面と、この直線に交わる二つの平行した平面とで囲まれた多面体。角壔(かくとう)。
かくとう【角̽壔】
→かくちゅう〈2〉
●「尫」
おうじゃく【̽尫弱】
〔名 ノナ〕かよわいこと。ひよわなこと。「身体―」
じゃく〖ˑ弱〗
ジャク/ニャク/よわい/よわる/よわまる/よわめる
(1) 〔造・名〕気力が少ない。力が足りない。他の支配を受けやすい。よわい。よわる。よわめる。よわまる。⇔強。「弱よく強を制す」「強弱・軟弱・柔弱(にゆうじやく)・懦弱(だじやく)・貧弱・虚弱・暗弱・尫弱(おうじやく)・衰弱・脆弱(ぜいじやく)・繊弱・薄弱・微弱・文弱・薄志弱行・弱体・弱視・弱志・弱小・弱点・弱卒・弱肉強食」(2) 年が少ない。わかい。「弱年・弱輩」(3) 二十歳になった男子。また一般に年若の男子。 「弱冠」(4)近似値の示し方の一種。ある数をある桁(けた)で切り上げた時に添える語。⇔強。「三千名弱」
●「噯」
おくび【〈噯気〉】
胃の中にたまったガスが、口外へ出たもの。 げっぷ。 「―にも出さない」(そのことを少しも口に出して言わない)
●「鰧」
おこぜ【̽鰧・〈虎魚〉】
おにおこぜ科の近海魚。頭はでこぼこした奇妙な形で、せびれは鋭く毒がある。体長約二〇センチ。食用。
■■漢字2■■
「莩 紇 氅 檞 桛 魳 擤 鱲 粿 欵 豇 㐂 聱 筩 彔 袪 驎 鶍 睺 痀」
●「莩」
が〖餓〗
ガ/うえる
食物が少なくて生命をささえかねる。ひもじい思いをする。「餓死・餓鬼・餓莩(がひよう=餓死した人)・餓虎(がこ)・飢餓」
●「紇」
かいきょう【回教】
→イスラムきょう。 ▷回紇(ウイグル)民族を通じて中国に伝えられ、「回回(フイフイ)教」と称したのに基づく。
●「氅」
かく〖̂鶴〗
カク/つる
(1) 鳥の名。つる。「白鶴・孤鶴・野鶴・鶴氅(かくしよう)」(2) つるのように白いさま。つるの首のように長いさま。つるのつばさのように張ったさま。「鶴髪・鶴林・鶴首・鶴望・鶴翼」
●「檞」
かしわ(かしは)【̽柏・̽槲】
山地に自生する、ぶな科の落葉高木。葉は倒卵形で、ふちは波状。木の皮はタンニンを多く含み、染色やなめし皮用。材は薪炭(しんたん)用。 実(=どんぐり)から澱粉(でんぷん)をとり、葉はかしわもちに使う。 ▷「檞」の字も使う。
●「桛」
かせ【̽桛・̽綛】
(1) つむでつむいだ糸を巻きとる工字型の道具。かせぎ。かせい。(2) 「かせいと」の略。(3) 手ぬぐい掛け。
かせいと【̽桛糸】
かせからはずした糸。
さるおがせ(‥をがせ)【猿ː麻̽桛・〈松蘿〉】
さるおがせ科の地衣類。深山の高木の幹や枝にかかり、長い糸状となり互いにからまって群生する。淡黄緑色。干したものを松蘿(しようら)と言い、利尿剤。
●「魳」
かます【̽魳】
かます科の近海魚の総称。頭は長く先がとがる。体は細長く、約三〇センチ。干物(ひもの)にする。
●「擤」
か-む
〔五他〕『鼻を―』鼻じるを出して、きれいにする。▷「擤む」と書いた。
●「鱲」
からすみ【〈鱲子〉】
乾物の一種。ボラ・サワラ・ブリなどの卵巣を塩づけにし、圧搾して干したもの。▷形が唐の墨に似ているところから言う。
●「粿」
かりゅう【̽顆粒・̽粿粒】
丸い小さいもの。つぶ。
●「欵」
かん〖款〗
カン(クワン)
(1) 〔造・名〕まごころ。まごころをもって親しむ。よしみ。「款を通ずる」「款待・交款」(2) (ア) きざみつける。しるす。鏡や鼎(かなえ)などに陰刻した文字。⇔識。「款識(かんし・かんしき)・落款」(イ) 法令・条文などの箇条書き。「約款・定款・借款・第一款」(ウ) 予算・決算で、部の下、項の上のまとめの単位。「款項目」▷「欵」は俗字。
●「豇」
きささげ【木〈豇豆〉】
のうぜんかずら科の落葉高木。中国原産。実は細長く二〇センチ内外で、ササゲに似、利尿薬となる。
●「㐂」
きじゅ【喜寿】
七十七歳(の祝い)。喜の字の祝い。▷「喜」の草書体「㐂」が七十七に見えるから。
●「聱」
きっくつ【詰屈・̽佶屈】
〔ダ ナノ〕(道などがせせこましく)曲がりくねっていること。 特に、文字・文章がむずかしく意味のとりにくいこと。 「―聱牙(ごうが)」(文章が難解なこと)
●「筩」
きとう【気筒・汽̽筩】
→シリンダー
●「彔」
きょくろく【曲̽彔】
法会(ほうえ)の時などに僧が使う、椅子(いす)。よりかかる部分が、まるくまげてある。
●「袪」
きょたん【̽袪̽痰・去̽痰】
のどにからむたんを通すこと。「―剤」
●「驎」
きりん【̽騏̽驎】
(1) 一日に千里も走るという、よい馬。「―も老いては駑馬(どば)に劣る」
(2) →きりん(麒麟)〈2〉
●「鶍」
くいちが-う(くひちがふ)【食い違う】
〔五自〕物事が一致しない。「意見が―」▷もと、歯がうまくかみ合わない意。「鶍(いすか)の嘴(はし)の−・い」
●「睺」
くよう【九曜】
七曜星に羅睺(らご)・計都(けいと)という二つの星を加えたもの。 陰陽(おんよう)家が、これで運命を占った。九曜星。
●「痀」
くる【̽佝̽僂・̽痀̽瘻】
せむし。 −びょう【―病】骨の発育が不十分で湾曲・変形をもたらす病気。幼児に多く、ビタミンDの不足によって生ずる。
■■漢字3■■
「雞 縠 顬 皁 腊 蠁 埵 菝 葜 仐 舢 絓 鯷 湑 糈 硨 磲 糝 搢」
●「雞」
けい〖鶏〗〔鷄〕
ケイ/にわとり/とり
家禽(かきん)の一つ。ニワトリ。「鶏肉・鶏卵・鶏冠(けいかん・とさか)・鶏頭・鶏肋(けいろく)・鶏鳴・群鶏・養鶏・闘鶏・軍鶏(しやも)」▷「雞」は本字。
●「縠」
こめおり【̽縠織(り)】
織り目がもみ米のような形ですき通った絹織物。こめおりもの。
●「顬」
こめかみ【〈顳顬〉】
耳と目の間にある、物をかむと動く部分。
●「皁」
さいかち【〈皁莢〉】
まめ科の落葉高木。幹・枝にとげがあり、夏に黄緑色、四弁の小花が総状に咲く。材は器具・細工物にし、二〇センチ余の曲がったさやは民間でせっけんの代用とし、また種子と共に漢方薬にする。
●「腊」
さくよう【̽腊葉】
植物の葉・茎などを押さえつけて乾かした標本。押し葉。▷「せきよう」の慣用読み。
●「蠁」
さし【〈蠁子〉】
はえの幼虫の俗称。(ア) 魚の頭などに人工的に繁殖させたキンバエの幼虫。魚つりのえさとする。(イ) ショウジョウバエの幼虫。ぬかみそなどにつく小さなうじ。
●「埵」
さった【̽薩̽埵】
〔仏〕(1) 生命あるもの。衆生(しゆじよう)。(2) 「菩提(ぼだい)薩埵」の略。 →ぼさつ。▷梵語(ぼんご)。
ぼさつ【̽菩̽薩】
(1) 〔仏〕(ア) 仏の次の位のもの。みずから菩提(ぼだい)を求める一方、衆生(しゆじよう)を導き、仏道を成就させようとする行者(ぎようじや)。菩提薩埵(ぼだいさつた)。 「外面如―(げめんによぼさつ)内心如夜叉(ないしんによやしや)」(女性の、見た所は菩薩のようにやさしいが、その心は鬼のようにむごいこと)▷梵語(ぼんご)から。 (イ) 朝廷から高僧に賜った称号。「行基(ぎようき)―」(2) 昔、仏教になぞらえて用いた、神の称号。「八幡(はちまん)大―」 −かい【―戒】菩薩〈1〉 〈ア〉 になるための修行の戒律。 −どう【―道】菩薩が仏道を成就しようとする行(ぎよう)の道。
ぼだい【̽菩ː提】
〔仏〕 (1) 煩悩(ぼんのう)を断って悟りえた無上の境地。 (2) 死後の冥福(めいふく)。「―を弔う」▷梵語(ぼんご)から。 −さった【―̽薩̽埵】→ぼさつ〈1〉 〈ア〉 。 −じ【―寺】先祖代代の位牌(いはい)が納めてある寺。 −じゅ【―樹】(1) しなのき科の落葉高木。高さ三〜六メートル。中国原産。夏、黄色の小さい花が咲く。(2) くわ科の常緑高木。インド原産。高さ三〇メートルに達する。いちじくに似た実がなる。インドボダイジュ。▷釈迦(しやか)は、この木の下で悟りをひらいたという。 −しょ【―所】菩提寺。 −しん【―心】仏道にはいる心。正覚(しようがく)をひらく心。発心(ほつしん)。
●「菝」「葜」
さるとりいばら【̽菝̽葜】
ゆり科の落葉つる性低木。葉は円形ないし楕円(だえん)形で、葉ごとに二本の巻きひげがある。春、黄緑色の小花が群がり咲く。
●「仐」
さんじゅ【傘寿】
八十歳(の祝い)。▷「傘」の俗字「仐」が「八十」に分解できることから。
●「舢」
●[zA574]→「舟」+「反」
サンパン【̽舢̽[zA574]・三板】
中国や東南アジアの海辺や川で使う、小形の舟。艫櫂(ともがい)でこぎ、筵(むしろ)の帆と風覆いがある。▷中国語。
●「絓」
しけ【̽絓】
「しけ糸」「しけ織り」の略。 →しけいと →しけおり
しけいと【̽絓糸】
繭の外側から取ったくず糸。しけ。
しけおり【̽絓織】
絓糸(しけいと)で織った織物。しけ。
●「鯷」
しこ【̽鯷】
「しこいわし」の略。 →かたくちいわし
●「湑」
したみ【̽湑み】
(1) したむ(=液をしたたらせる)こと。(2) 「したみ酒」の略。升(ます)などからしたたって、たまった酒。
●「糈」
しとぎ【̽粢・̽糈】
米の粉で作った長い卵形の餅(もち)。神前に供える。
●「硨」「磲」
しゃこ【̽蝦̽蛄】【̽硨̽磲】
(1) 【̽蝦̽蛄】形がえびに似た、しゃこ科の甲殻類。沿海のどろに尾で穴を掘って住む。体長約一五センチ。肉は食用。(2) 【̽硨̽磲】南太平洋・オーストラリア北岸にすむ世界最大の二枚貝。貝殻に太い五つの放射状のひだがある。水盤や置物にする。小さいものは食用。七宝(しつぽう)の一つ。しゃこ貝。
●「糝」
しんこ【̽糝l粉】
(1) 日光でかわかした白米をひいた粉。(2) 「しんこもち」の略。糝粉を水でこね、蒸してから搗(つ)いたもの。「―細工」(白や着色したしんこで鳥・花・人物などの形を作って見せて、売る、細工菓子)
しんじょ【̽糝̽薯】
魚鳥類の肉をすり身にし、すりおろしたやまいもを加えてむした食品。
●「搢」
しんしん【̽搢紳】
官位・身分が高い人。▷笏(しやく)を紳(おおおび)に搢(はさ)む者の意。
■■漢字4■■
「蜾 蠃 苆 莧 癤 簁 啐 瑇 炷 跑 楤 棰 槖 筲 濹 鈸 縕 獱 梣 蔲」
●「蜾」「蠃」
すがる【〈蜾蠃〉】
虫の名。(1) ジガバチの古称。 「―おとめ」(ジガバチのように腰の細い少女)(2) 虻(あぶ)の異称。
●「苆」
すさ【̽苆・ː寸̽莎】
壁土にまぜて(壁に割れができないよう)つなぎとする、わら・麻・紙などを細かく切ったもの。つた。
●「莧」
すべりひゆ【滑̽莧・〈馬歯〉̽莧】
すべりひゆ科の一年生植物。畑や道ばたによく見かける雑草の一種。茎は地面を這(は)い、葉は多肉、楕円(だえん)形でつやがある。
ひゆ【̽莧】
高さ一メートルほどの、ひゆ科の一年生植物。葉は広卵形で、紫色を帯びるものもある。夏や秋に、白緑色の小さい花が集まり咲く。若葉は食用。
●「癤」
せつ【̽癤】
皮膚組織の中に化膿(かのう)菌がはいり、うみをもつ腫(は)れもの。 疔(ちよう)・癰(よう)の類。
●「簁」
せんごくどおし(‥どほし)【千石̽簁】
ふるいを斜めにかけて、皮を除いた穀粒を通し、ぬかをふるい分けあるいは良否を選別する農具。まんごくどおし。
まんごくどおし(‥どほし)【万石̽簁】
→せんごくどおし
●「啐」
そったく【̽啐̽啄】
禅宗で、機を得て師と弟子のはたらきが相応ずること。のがしてはならないよい時機。 ▷「啐」は、鶏卵が孵化(ふか)しようとする時、殻の内で雛(ひな)がなく声。「啄」は、母鶏が外から殻を噛(か)むこと。
●「瑇」
たいまい【̽玳̽瑁・̽瑇̽瑁】
海がめの一種。体長一メートルに及ぶ。熱帯産。甲羅をべっこう細工にする。
●「炷」
たきもの【̽焚(き)物】【ː薫物・̽炷物】
(1) 【̽焚(き)物】燃料としてたく物。(2) 【ː薫物・̽炷物】種種の香を合わせて作った煉香(ねりこう)。それをたくこと。「―をする」
た-く【̽焚く・炊く・̽炷く】
〔五他〕ある目的で火を使う。(ア) 燃料を燃やす。[焚]「石炭を―」「火を―」「ふろを―」(イ) 米と水とを加熱して飯を作る。 [炊]「御飯(ごはん)を―」▷方言で、一般に煮ることをいう場合もある。 (ウ) 香をくゆらせる。[炷]「香を―」
●「跑」
だくあし【̽跑足】
(馬術で)馬がやや速くかけること。
●「楤」
たらのき【̽楤の木】
葉・茎にとげがある、うこぎ科の落葉低木。材は小細工用、若芽は食用。干した樹皮は薬用。
●「棰」
たるき【ː垂木・̽棰】
屋根板を支えるため、棟から軒に渡した木。
●「槖」
つわぶき(つは‥)【〈石蕗〉〈槖吾〉】
本州中部以西の海岸近くに自生する、きく科の常緑多年生植物。フキに似た形の葉は厚く、柄が長い。秋から初冬にかけて花茎を出して、黄色の頭状花を房状につける。観賞用。葉柄は食用、また漢方薬用。
●「筲」
と〖斗〗
ト/トウ/ます
(1) 穀物や酒などをはかる単位。一斗は一升の十倍、一石(こく)の十分の一、一八・〇三九リットル。「四斗樽(しとだる)・斗量・斗酒」(2) 量をはかる容器。ます。「斗筲(としよう・とそう)」(3) 酒をくむ、柄のついた器。ひしゃく。また、そうした形をしたもの。「漏斗(ろうと・じようご)」(4) ひしゃく形にならんだ星座の名。特に、大熊(おおぐま)座。「北斗七星・泰斗」▷俗に、「闘」の略字として用いることがある。「斗争」
●「濹」
とう〖ˑ東〗
トウ/ひがし/あずま
(1) 日の出る方角。ひがし。ひがしの方にゆく。⇔西。「東西南北・東北・東方・東天・東国・東経・東上・東征・東夷(とうい)・東都・東風(とうふう・こち)・江東・濹東(ぼくとう)・極東・関東・東奔西走」 (2) 「東京」の略。「東大・東名」(3) 五行(ごぎよう)の説で、春。「東宮(=春宮)」
●「鈸」
どうばち【銅̽鈸】
銅製の二個の円盤を打ち合わせる打楽器。どびょうし。にょうはち。
にょうはち【̽鐃̽鈸】
〔仏〕法会(ほうえ)に用いる銅の楽器。皿型の二枚を打ち合わせて鳴らす。
●「縕」
どてら【〈縕袍〉】
和服の一つ。 着物より少し長く、ゆったり仕立てて、綿を入れた広袖(ひろそで)のもの。防寒用・寝巻用。丹前。
●「獱」
とど【〈胡獱〉】
あしか科の大形の海獣。アシカに似て、体は赤褐色。千島・北海道などに多い。
●「梣」
とねりこ【〈秦皮〉・̽梣】
山地に自生する、もくせい科の落葉高木。 春、淡緑白色の小花が円錐(えんすい)形につく。雌雄異株。実には長いはねがある。 並木・田のあぜなどに植える。木の皮は漢方薬用。材は器具用。また、樹皮にイボタカイガラムシが寄生するので、ろうがとれる。
●「蔲」
にくずく(‥づく)【肉豆̽蔲】
にくずく科の熱帯性常緑高木。高さ約一〇メートル。雌雄異株。花は黄白色で鐘形。果実は卵状球形で、果肉は酸味と香気がある。種子中の仁も「にくずく」と称し、薬用・香味料用。
■■漢字5■■
「鵼 獐 麞 佪 辦 蘩 蔞 鱩 糗 鎺 魬 骶 篊 瘭 韛 丰 袘 𧘱 麬 跗 橅 牓 孒」
●「鵼」
ぬえ【̽鵼・̽鵺】
(1) 正体がつかめない、はっきりしない物事・人。▷〈2〉 の転。(2) 伝説上の怪獣。 頭は猿、手足は虎(とら)、体は狸(たぬき)、尾は蛇、 声は虎鶫 (とらつぐみ)に似ている。 ▷源頼政(みなもとのよりまさ)が紫宸殿(ししんでん)で退治したという。
●「獐」「麞」
のろ【̽獐・̽麞】
しか科の獣。しかに似て、角(つの)が小さい。朝鮮・中国東北部に住む。▷「のる」とも言う。
●「佪」
はい〖ˑ俳〗
ハイ/わざおぎ
(1) (ア) 「俳諧」または「俳句」の略。「俳人・俳文・俳味・俳画・俳号・俳友・俳壇・雑俳・連俳」(イ) おどけ。こっけい。 「俳諧(はいかい)」(2)人前で芸をする人。わざおぎ。役者。芸人。「俳優」(3) あちこち歩きまわる。彷徨(ほうこう)する。「俳佪(はいかい=「徘徊」に同じ)」
●「辦」
ばいべん【買弁・買̽辦】
中国で、外国の貿易業者との仲立ちをした業者。転じて一般に、外国資本をもうけさせることによって自分の利益を図ること。「―政府」
●「蘩」「蔞」
はこべ【〈蘩蔞〉】
山野・路傍に生える、なでしこ科の越年生植物。早春、白い小さな花が咲く。葉は柔らかく、食用。また小鳥のえさにする。春の七草の一つ。はこべら。
●「鱩」
はたはた【̽鱩・̽鰰】
(1) ショウリョウバッタの雄。飛ぶ時きちきちと音を出す。(2) 【̽鱩・̽鰰】北日本で多くとれる、はたはた科の海魚。うろこがなく、腹は銀白色。背に褐色の斑点(はんてん)がある。食用。
●「糗」
●[zA64A]→「麨」が一番近いんだが・・・
はったい【̽糗・̽[zA64A]】
米・麦の新穀を、いって粉にひいたもの。湯でといたりして食べる。▷麦のはったいは「麦こがし」と言う。
●「鎺」
はばき【̽鎺】
刀・なぎなたなどの鍔(つば)の上下にはめて刀身が抜けないように鍔元を固める金具。
●「魬」
はまち【̽魬】
→ぶり
●「骶」
び〖尾〗
ビ/お
(1) 動物のしっぽ。お。尾のような形をしたもの。「燕尾(えんび)・竜頭蛇尾・尾骶骨(びていこつ)」(2) (ア) うしろ。あと。「尾行・追尾・船尾」(イ)物事の後部。最後。おわり。 「首尾一貫・徹頭徹尾・末尾・後尾・掉尾(とうび)・語尾・接尾語」(3) 動物が雌雄相まじわる。 「交尾」(4) 魚を数える語。「鯛(たい)一尾」(5) 「尾張(おわり)国」の略。「尾州・濃尾平野」
びこつ【尾骨】
脊柱(せきちゆう)の最下部の椎骨(ついこつ)が幾つか癒合してできた骨。尾骶(びてい)骨。
●「篊」
ひび【̽篊】
(1) のり・かきなどの養殖で、胞子・胚子(はいし)を付着させ成長させるために海中に立てる竹や樹枝など。(2) 枝のついた竹などを水中に並べ立て、一度はいった魚が出られないようにするもの。
●「瘭」
ひょうそ【̽瘭̽疽】
指先から化膿(かのう)してくる炎症。
●「韛」
ふいご【̽韛】
手で押し(足で踏み)箱の中のピストンを動かして風を送る、簡単な送風機。普通は火おこし用。
●「丰」
ふうぼう【風̽貌・風̽丰】
風采(ふうさい)容貌(ようぼう)。身なり・顔かたち等の様子。「一癖ありそうな―」
●「袘」「𧘱」
ふき【̽袘・̽𧘱】
和服で、そで口・すその裏地を表より幾らか出して、へりにしたもの。ふきかえし。
●「麬」
ふすま【̽麬・̽麩】
小麦を粉にする時にできる、皮のくず。家畜の飼料などにする。
●「跗」
ふせつ【̽跗節】
昆虫などの足の先のふし。
●「橅」
ぶな【̽橅・〈山毛欅〉】
山地に自生する、ぶな科の落葉高木。高さ約二〇メートルに達する。日本特産。樹皮は灰白色でなめらか。材は器具・薪炭(しんたん)用。実は食用・油用。樹皮は染料。
●「牓」
ほうじ【̽牓示】
〔名・ス他〕領地・領田などの境界のしるしとして杙(くい)や札などを立てること。また、その杙や札。
●「孒」
ぼうふら【̽孑̽孑】
水たまりに発生する、蚊の幼虫。一般に細長く、はねるようにしながら水中を泳ぎ、尾の方にある管で空気を呼吸する。ぼうふり。▷正しくは「孑孒」と書く。
■■漢字6■■
「鮄 邙 枘 𩸽 裑 虬 槵 鯥 踠 捥 摹 犛 簎 籙 厲 棱 痎 玕 稭 餛」
●「鮄」
ほうぼう【̽魴̽鮄】
ほうぼう科の海魚。大きな胸びれのとげで海底をはって歩く。体は紅色。肉は美味。
●「邙」
ほくぼう【北̽邙】
墓場。▷中国の洛陽(らくよう)の北方にあり、墓が多かった山の名による。
●「枘」
ほぞ【̽臍】【̽蔕】【̽枘】
(1) 【̽臍】腹にあるへそ。 「―を固める」(決心する)「―をかむ」(後悔する)(2) 【̽蔕】みかんや瓜(うり)などの果実に残っている萼(がく)の部分。出っ張っている。(3) 【̽枘】つなぐ木材・石材などの、一方の端に作った突起。これを他方の穴(=枘穴ほぞあな)に差し込む。
●「𩸽」
ほっけ【̽𩸽】
あいなめ科の海魚。灰色で褐色の横じまがある。東北・北海道でとれる。食用。
●「裑」
みごろ【身̽頃・̽裑】
衣服の、 そで・えり・おくみなどを除いた、 体の前面・背面を覆う部分。「前―」
●「虬」
みずち(みづち)【̽蛟・̽虬】
水に住み、へびに似ていて、角(つの)と四本の足があり、毒気を吐いて人を害すると言い伝えられる動物。
●「槵」
むくろじ【〈無患子〉〈木槵子〉】
山林に生える、むくろじ科の落葉高木。初夏、淡緑色の小花が集まり咲く。実は球形で、中のかたい種子は追羽根のたまにする。むく。
●「鯥」
むつ【̽鯥】
体長四〇〜六〇センチの、むつ科の大形深海魚。冬が漁期で、肉は美味。
むつごろう【̽鯥五郎】
有明(ありあけ)海や朝鮮にいる、はぜ科の魚。淡褐色で、体長約一五センチ。空気中に長く出ていることができ、潮がひくと胸びれで歩く。美味。
●「踠」
もが-く【̽踠く】
〔五自〕手足を動かして、もだえ苦しむ。あがく。また、あせっていらだつ。「今さら−・いても手遅れだ」
●「捥」
もぎと-る【̽捥ぎ取る】
〔五他〕もぎりとる。むりやりにとる。「枝からミカンを―」「子供を親から―」
もぎ-る【̽捥ぎる】
〔五他〕ねじ切る(ちぎる)ようにして取り離す。「入場券を―」
もぎ-れる【̽捥れる】
〔下一他〕ねじるような(無理な)力が働いて、取れる。「満員電車でボタンが―」
も-ぐ【̽捥ぐ】
〔五他〕ねじる(ひねる)ようにして取り離す。「梨(なし)を―」
も-げる【̽捥げる】
〔下一自〕(把手(とつて)・つまみ等)くっついている物が、外力に負けて取れて落ちる。「片方の羽が−・げた蝉(せみ)」「腕が―ようにだるい」
●「摹」
もほん【模本・̽摸本・̽摹本】
(1) 模写して作った書物。(2) 習字・図画などの手本。
りんも【臨模・臨̽摹】
〔名・ス他〕書画などの原物を見ながら、 そっくりにかきうつすこと。 ▷「りんぼ」とも読む。
●「犛」
ヤク【〈犛牛〉】
北インドからチベットにかけて住む、うし科の獣。肩が高く、尾・腹に長い毛がある。運搬用・乗用・食用。毛は織物原料、糞(ふん)は燃料。▷yak
●「簎」
やす【̽簎】
長い柄があり、獲物を突き刺して捕える漁具。
●「籙」
やなぐい(やなぐひ)【〈胡籙〉】
矢を入れて背負う道具。箙(えびら)より軽くて簡略。
●「厲」
れいせい【励声・̽厲声】
声をはりあげること。「―一番」
●「棱」
れん〖廉〗
レン/かど/やすい
(1) かどがある。きまり正しい。いさぎよい。私欲がない。「廉士・廉直・廉潔・廉恥・清廉」(2) 無欲。安く売る。安売り。やすい。「廉価・廉売・低廉」(3) 堂の周囲のかどだっている所。かど。すみ。「廉棱(れんりよう)」(4) 明らかにする。はっきりさせる。「廉察」
●「痎」
ろうがい【労̽咳・̽癆̽痎】
肺結核。▷漢方で言う。
●「玕」
ろうかん【̽琅̽玕】
暗緑色または青碧(せいへき)色の半透明の宝石。中国産。碧玉(へきぎよく)。
●「稭」
わらしべ【̽藁̽稭】
稲のわらのしん。わらみご。▷「わらすべ」とも言う。
●「餛」
ワンタン【〈雲呑〉】
中華料理の一種。小麦粉で作った薄皮にひき肉を包み、ゆでたもの。スープに浮かせて食べる。▷中国語の「餛飩」から。
■■漢字※見つからなかったもの■■
●[zA53D]→2水「繝」のつくりが「間」になったもの
うんげん【̽繧̽[zA53D]・̽暈̽[zA53D]】
(1) 日や月のかさをかたどった染め模様。赤・青・黄・紫などを濃い色から少しずつうすくなるように段階をつけて色どる。(2) 〔美術〕くまどり。
●[zA567]→「慌」のつくりの「亡」が少し違うようなんだが・・・
こう〖慌〗〔[zA567]〕
コウ(クワウ)/あわてる/あわただしい
いそぎあわてる。あわただしい。「恐慌」
●[zA650]→2水の「璽」と同じに見えるんだが・・・
ふ〖符〗
フ
(1) (ア) わりふ。あいふだ。「割符(わりふ・わつぷ)・符節・符合・符号」(イ) 約束のあるしるしのふだ。「切符」(2) 一定の事柄に対応させてあるしるしの形。記号。「符牒(ふちよう)・音符・疑問符・休止符」(3) 神仏の加護を約束するしるしのふだ。「神符・護符・呪符(じゆふ)」(4) 前兆となることがら。しるし。「符験」(5) 天子の印。また、印形(いんぎよう)。「符[zA650](ふじ)」(6) 古代における公文書の一つ。「太政官符」
●[zA65E]→「句」+「多」
ポコペン
とても話にならない。だめだ。 ▷中国語「不[zA65E]本」(pu-kou-pe^n=元金より下回る)から。
●[zA667]→「鼯」が一番近いんだが・・・
むささび【〈[zA667]鼠〉】
りす科の哺乳(ほにゆう)動物。前足と後足の間に皮膜があり、夜、この皮膜で木から木へと滑空する。木の実・芽・皮などを食べる。
ももんが【〈[zA667]鼠〉】
りす科の哺乳(ほにゆう)動物。ムササビに似て、ずっと小さく、体長約二〇センチ。森林の樹上にすむ。
■■おまけ■■ 「ももんが」の次にこんなのがありました(笑)
ももんがあ
着物をかぶりひじを張り、モモンガのまねをして子供をおどかす語。
ももんじい
(1) 「ももんがあ」に同じく、子供をおどす語。(2) いのしし・しかなどの肉。▷人をののしったり、自分を卑下したりする時にも使う。
[ NIFTY SERVE 「FGAL・ドキュメント」 フォーラム (FGALDC) 17 番会議室に投稿した記事 (2001/05/06) を改稿]