2011/6/5 公開
4月25日
安全委で 20mSv/年との基準をよしとした全ての委員個々人、その決定と連携した文科省の関係責任者すべての個々人、それらの方々の家族・親戚にいる妊婦、乳幼児を抱えた両親たちに訊いてみたい。
「あなたたちは基準で安全とされた土地に住めますか」と。
芸能レポーターよろしく追い回してコメントを取ってみたい。当然、プライバシー保護には最大限配慮したうえで。
きっと「家族は関係ない」「やり方がどぎつい」など批判・批難が轟々と起きるだろうね。でも一部で言われた「東電一般社員の子どもを無視しよう」なんてのとは次元が違うと思う。
いや、本来なら順番が逆だ。今回の決定に寄与した専門家・学者の方々は、自らの長年の研究成果への多大な自信から信念を持って意見を述べたはずだ。であれば、わしなんかに訊かれるよりずっと前に、
「みなさん、安心してください。私は自分の家族・親戚の多くを福島へ引っ越しさせました。もちろん妊婦も乳幼児もいます」
と堂々と宣言してなければ説得力がない。この決定は、いうまでもなく、非常に多くの人たちの今後、何十年にもわたる健康に関ることなのだから。
また、決定の本当の責任者は誰かというと、それはこうした結果が出るような委員を選んだ側の人間だ。そちらのラインは省庁に食い込んだ記者がペーパーなどを入手し「関係者によると」として散発的に報じるのが関の山だろうし、捜査当局の手が入らなければ公になることはないと思う。
贈収賄の捜査ならともかく、いまも刻々と進行している事態については、「フリーランスVSマスコミ」とか、半日の「抜いた」「抜かれた」とかをやってる場合じゃないと、わしは思います。
[修正(4月26日)]
《省庁に食い込んだ記者がペーパーなどを入手し「関係者によると」として散発的に報じるのが関の山》
この部分、今回の件に関しては違うな。責任者のラインを追及するのはオープンな会見の場でできるはずだし、フリー・組織内にかかわらず一致団結するべきだと思う。
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62446794998685696
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62446839735132161
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62446889332768768
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62446931225477120
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62446986569330688
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62447045532844032
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/62582637721690112
4月27日
木野龍逸さん http://kinoryu.cocolog-nifty.com/ の発言
http://twitter.com/#!/kinoryuichi/status/63247177119571968
を読んで。
抽象的な文科省とか、ひとっとびにトップに責任をおっかぶせても意味がないとわしは思うんです。できれば会見の場で、委員を任命した直接の責任者→その上の責任者(→以下続く)の名前を芋づる式に追及して欲しいと思います。
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/63251225222713344
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1303660138
上記のブログに一言。「短期的には20mSv/yの線量でもがまんしようという気になれるかもしれない。」そうですね、他人の子供のことなら我慢しようという気になれるかもしれませんね。(4月30日)
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64140369893396480
4月29日
毎日新聞が「福島第1原発:内閣官房参与、抗議の辞任」と報じる。
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/archive/news/2011/04/20110430k0000m010073000c.html
上記の記事を読んで。
小佐古敏荘教授「容認すれば私の学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない」 いままで責任所在不明で進んできたなかで、初めて生身の人間の声が聞けたように思いました。
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/63982530331811840
またこの日、NHK科学文化部が、きわめて重要な記事を掲載。
「官房参与が辞任・記者会見資料を全文掲載します」
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html
5月1日
国会中継を見て。
法務大臣は先ほど、今回の原発事故および進行中の事後処理に際し、刑事罰にあたる事例があれば法にのっとって対処する、と川上議員に答え、国家公安委員長もそれを裏打ちした。が、事故の処理がある程度進んでから〜みたいな流れに。
事故後の初動にしても20ミリ問題にしても、なんだか安全委のみに責任を押し付ける流れになってきてるような気が。初動および20ミリ問題に関った安全委の委員全員と関係省庁の直の担当者を国会に呼ぶか、オープンな記者会見をやるか、早めに実行しないと"自殺"者が出たりして。
・・・
合同記者会見での細野氏の対応が象徴的だ。「安全委は独立した機関」で「助言を行う」なんて言葉遊びを繰り返していれば、責任の所在がウヤムヤにできるとでも思ってるのだろうか。
前々回の会見では、答弁側vs記者団の多くの人の貴重な時間を無駄に浪費している安全委の人間がひとりいた。訊かれたことに簡潔に直接答えず、遠回しに関係ない話をモゴモゴ延々としゃべる。
細野氏は、まともに会見を仕切るつもりなら「簡潔に答えて下さい」と注意し、ムダ話は途中でさえぎるべきだろうに、事故後の初動や20ミリ問題が絡んでくると、とたんに仕切りがフニャフニャになる。
よっぽど隠したいことがあるんだろうなぁというのが、わしの正直な感想なのですよ。
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64562091037700096
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64565052061126656
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64570572662784000
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64570820193828864
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64571046472331264
5月2日
木野龍逸さん http://kinoryu.cocolog-nifty.com/ の発言
http://twitter.com/#!/kinoryuichi/status/64836938292662272
を読んで。
天秤にかけてると思いますよ。フォードが欠陥車問題でリコールした場合にかかる費用とリコールしなかった場合に確率計算した事故発生数での想定補償額を天秤にかけたように。他に理由があるとしたら何だろう? 原発事故で隠してることがあってそこに絡んでるとか?
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/64967843405496320
【お詫びと訂正】
元発言では間違えてフォードとは違う社名を書いてしまいました。謹んでお詫び申し上げます。
5月4日
佐藤秀則さん http://blog.goo.ne.jp/ghanaw の発言
http://twitter.com/#!/hidenori310/status/65737900570066944
を読んで。
わしも似てると思います。ただ決定的な違いがある。
いままでの公害は、
原因不明の奇病発生→少数の学者・医師が頑張り少しずつ輪が広がっていく→原因企業を擁護する学会"主流"とメジャーな媒体によるネガティブキャンペーン(例:イタイイタイ病での文芸春秋←わし、古本屋で現物を入手したよ)→発生から長い年月が経ち、多くの犠牲者が出たあとでやっと認定される、とこんな感じでしょう?
いま現実に目の前で進行している事態は、原因はわかってる、振り幅はあるにしても予想される犠牲がどんなものであるかの研究も多数出ている、それなのに止められない。ほんとに悪夢をみているような気がしています。
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/65807469900869632
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/65807895027134465
http://twitter.com/#!/aja_dan/status/65808621325389824