| 50行, 80桁, 8x16/16x16dot, 8x16/16x16dot, 800x600dot 横倒し/仮想画面
↑に使う、けっこう見やすいフォントができたので紹介したいと思います。
Vzで縦書き表示
上の画像は、青空文庫から落とした小説のベタテキスト(ルビを削るなど若干の加工を施した)を 72 桁で禁則桁折り整形し、1行毎に空行をはさんだものです。
このフォントは、NEC PC98xx のフォントの見やすさの特徴をまねして、明朝体の「かな」にゴシック体の漢字を組み合わせています。フォントの大きさは 16x16 ですが、実際の文字面は 13x13 ドットのため、上記のサンプル画像では、字間 3 ドット、行間 19 ドットとなっています。
以下、フォントの作成法です。
(関連ソフトは NIFTY 内や Vector で入手できます。)
(1) wfontx.exe (Yoshikiさん作)で、Windows95 のMS明朝(縦書き)およびMSゴシック(縦書き)から 14x14 の FONTX フォントを作成する。
(2) cvtsizev.com(K_UCH さん作)で (1) の二つのフォントのサイズを 16x16 に変更する。
(3) (2) でできたMS明朝 16x16FONTX フォントから、ひらがな、カタカナ、英数字など、お好みで差し替えたい文字を CHF ファイルに落とす。これはいろいろやり方があるけど、面倒なので説明はパス (笑)
(4) fxmerge.exe(たかぴゅう さん作)で、(2) のMSゴシック 16x16 FONTX フォントに、(3) の CHF ファイルをマージする。
フォントができたら、縦書で読みたいテキストを開き、Tool.def とか上村さんの SK.def なんかで 74 桁くらいで禁則桁折処理をしてやって、「\n」→「\n\n」の置換をして行間を空けると読みやすくなります。
ちなみに、MS明朝、MSゴシックからは、12x12 14x14 16x16 18x18 20x20 ドットのきれいな(他の TT フォントでやった場合はけっこうサイズが文字によって変わったりする)フォントが抽出できます。
この5つって↑どこかでみたことのあるサイズでしょ?
じつは、MS明朝、MSゴシックは、上のサイズ(他にも、13,15,17,19,21 もあるみたいだけどこちらはまだよく調べてない)についてはビットマップフォントとして内部にフォントデータを持っているのでした。
[ NIFTY SERVE 「FGAL・ドキュメント」 フォーラム (FGALDC) 13 番会議室に投稿した記事 (2001/04/06) を改稿]